年末年始@大阪

先にも書いたように、16年から17年にかけては大阪の夫の実家で過ごすことにした。

わたしは30日夕方から大阪入り。
新幹線でひとり、お弁当をつつきながら。


ここ最近、新幹線での関西移動は魚河岸寿しのsushi sandを選ぶことが多かったけれど、今日は軽めにサラダと納豆巻き。
あとビールね、これは外せない。


今年の手土産には、本店が銀座だって理由で、シュガーバターの木をチョイス。
行きしなの品川駅で慌てて選んだものだったんだけれど、手渡したときに妹さんが「これすきなやつや」と喜んでくれてホッとする。
手土産って、いただく側からするともらえるだけでありがたいけど、渡す側はできれば外したくないっていうプレッシャーを大なり小なり感じてるもの。
妹の言葉を聞いて、これからお土産いただいてうれしかったときは、わたしもちゃんと言葉にして伝えよう、などと思った次第。


お義父さんもお義母さんも元気、妹さんも年明けに体調崩してたものの基本的には元気。

夫の家庭は男二人、女二人の構成で、人数比的には女系ってこともないんだけれど、力関係でいうと完全に女系。お義母さんと妹さんがお義父さんを、もしくは夫を全力でいじるのが会話を盛り上げる常套手段。夫曰く「あの家の中で、男に人権はない」とのこと。
それは言い過ぎにしても、関西人特有の「いじるのは愛情」「いじられるのはオイシイ」という不文律に則って、わたしも夫いじりの勢に加わってみたり。

美味しいお料理をもりもりいただきながら、キャッキャわいわい、散々笑い転げた。
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2017年になる瞬間は不覚にも風呂場で迎え、居間に戻ったら年が明けてた。

そういえば年越し蕎麦は大晦日の昼食に食べた。
夜にご馳走食べたあとに、さらにお蕎麦を納めるような胃袋の余裕はなさそうだし、ってことで。





年始には御節と一緒にお雑煮を。



夫の実家は白味噌、丸餅の組み合わせがデフォルト。餅は事前に焼かない派。
地域によって御節も千差万別よね。わたしの実家はすまし汁に、事前に焼いた餅を投入するのが慣わしなので、真逆とも言える。

夫は白味噌たっぷりのスープは嫌いらしいけれど、わたしは嫌いではない。格別にすきでもないけど。


あと獺祭もいただいちゃった。お猪口に一杯だけだったけど、やっぱり美味しい!





観心寺までお参りに行ったり、ご近所を散歩したり。


2年前の観心寺参拝は寒風吹き荒ぶ中、途中からは雪まで降り始めたけど、今年の元日は穏やかな快晴。






もちろんおみくじも引いちゃう。

今年は吉だった。去年は中吉か大吉だったかな。
吉ならば可もなく不可もなくってとこかと思いながら開いて、中をよくよくみてみたら…


素直な心で対峙すれば、大概のことはうまく行くよ的なご指南。
だって、条件付きだけど「ますます運よろしく何事も思うまま」とある。
文末には「大吉」とも。吉なのか大吉なのかわからないけど、今年も一年わたしの思い通りだわね、うふふ。


素直さについてこのタイミングで釘が刺されたことも、とても良かったような気がする。
転職したばかりのひよひよ歩き、もちろん前職で経験した領域にはそこそこの知識はあるつもりではいるけれど、現職で提供しているサービスや社内の歩き方については、まだ何も理解できていないのだ。
諸先輩方のご指南を素直に受け止めつつ、ご支援に感謝しつつ、自分に向けられた期待にはしっかり応えられよう、謙虚に粛々と取り組みたいところ。



夫の実家の近辺をお散歩したりもした。
これは実家から20分ほど歩いたところにある、元小学校の建物。


今は廃校になっている校舎を、来年度からは看護学校として再利用するとのことで、敷地の隅には工事用の資材が積まれていた。

それにしてもモダンな建物。
手前三階のルーフバルコニーとか、晴れた日には気持ちいいだろうな。看護学校になったら、この空間には洗いざらしのタオルなんかが並んだりするのかしら。
シンプルだけど、心地よさを感じさせる遊びの空間には、直方体を思わせる骨組みのような柱のような遊びのデザインがある。
こういうデザイン、すごくすき!


この建物のあるあたりはニュータウンで、若い夫婦が住まいを構えた頃に増設した小学校が、遠くない未来に廃校になることを見据えて、将来的に老人ホームなど異なる用途の施設として流用できるように設計されていたとのこと。
そういう都市計画って無駄がなくて、とても好ましい。



いやー、楽しかった楽しかった。

仕事についても近況をいろいろ話したけれど、家庭に入れっていうご両親もいる中で、「がんばってね。でも無理はいかんよ。体を休めてね」ていつもエールをくれる義両親。
わたしってばほんと幸せ者。



あっという間の正月休み最終日前日、都内の自宅に夫とふたり戻って来ると、ようやく年が明けた気がしてくる。
なんだろう、この感覚。親元を離れて一人暮らしを始めて、帰省というものを経験するようになってから、年末の帰省からなだれ込むように新年を迎え、区切りは年の入れ替わりの狭間ではなく、帰省の前、もしくは後に自宅に戻った時点にあるような。

なんにしても2017年も始まった。
痺れるくらいワクワクすることが始まって、いいことや楽しいことが雪崩のように押し寄せて、途中で辛いことや悲しいことに出くわしたとしても、やっぱりしあわせに着地する、そんな一年。

今年もよろしくお願い致します。












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