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grateful days

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珍しく長かった年末年始休暇が明け、通常運行の暮らしに体がなじむころにウイルス性胃腸炎に罹患。 インフルエンザでなかったのは不幸中の幸いだったのかもしれない。 症状が出た当日はお白湯のみ、翌日はリンゴのみ、 2日後はお粥に梅干しだけのせて。 「白身魚とお豆腐は胃に入れてもよい」とお医者様からいわれていた3日目、 脂っぽくなければタンパク質も摂っていいことかしらと解釈して 食べた卵粥の美味しいことと言ったら!! 動物性蛋白質ってたまらなく美味しいのね。 こんなことでもなきゃ気付かなかった「食べることの喜び」をかみしめながら、 順調に回復した。 発症から5日目に迎えた誕生日は、 ちょっと楽しみにしてた外食ディナーをキャンセルして、 特に遠出をすることもなく、いつも通りのごくごく平凡な休日として過ごした。 割ってしまった植木鉢の植物を朝から植え替えて、 多肉植物の小さな鉢たちを並べるための木製ラックに防腐・防黴ラッカーを塗り、 合間にちょこっと編み物や常備菜準備をしたりしながら過ごす。 夕方にはいつも行くスーパーに買い出しに行って、 普段よく作るような根菜の煮物と焼き魚を作って食べた。 何ということもない日常だけど、 買い出しから戻った後、ふとベランダに出たときに目にした夕焼けに圧倒された。 凄みすら感じる美しさ。 美しいものはごくごく普通の日常のそこかしこに潜んでいて、 それに気づくか気づかないかは自分次第。 感受性ということではなく、単純にこころの在りようにゆだねられているのだと思う。 そんなことを改めて思っては背筋を伸ばし、 日々の暮らしのありがたさを噛みしめた誕生日だった。