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2月, 2008の投稿を表示しています

2008.02.18 @ bar 非常口

●playlist● 1) Heaven (Tonka's High Pass Dubstrumental) / Ian Pooley feat. Jade and Danielle 2) Tico Tico / The Orphans 3) We Did Dat Thang / Sygaire & Defcon 4) All Good? (Can 7 Supermarket Mix -no rap) / De La Soul feat. Chaka Khan 5) The Galactica Suite (Domu mix) / Simon Gray 6) Feel the Real(Jazz'n Groove Ultra Classic Mix) / David Bendeth 7) Doug Dastardly (Joey Negro one way mix) / Doug Willis 8) The Rain(Rasmus Faber Remix) / Reel People Feat. Sharlene Hector 9) Subject of My Affection (Dub Mix) / Audiowhores feat. Alexis Hall 10) Reach Inside (Original Mix) / Bah Samba 11) Warriors Theme (Main Mix) / Deep Factor 12) Everything (O-R Club Mix) / Stephanie Cooke 13) All My Love, All This Time (Karlof Remix) / Elmio feat. Gus

新宿にて

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西新宿で撮った写真。 新宿駅側の景色は近未来都市さながらだが、 逆側の眺望は一転して低層住宅街。 生活を感じる。 perspective of west side of shinjuku 三点透視で見る西新宿 dawn the setting sun : you can see Mt. Fuji  遠くに富士山が見える

Save your gum, Make a flower

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“Save your gum, Make a flower” - YANKO DESIGN ”この花は人間が優しいことをひとつすると咲く” - 『花さき山』 幼稚園に通っていた頃、よく読んでもらった絵本、『 花さき山 』。 滝平二郎氏の切り絵が美しい。

LEGOとM.C.Echer

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"I cannot resist fooling around with our established certainties." - M.C.Echer 日本語訳すると、『確かだと思い込んでいることがたくさんありますが、 わたしはどうしてもそういった事柄をあれこれもてあそんでみたくなるのです』 といったところだろうか。 “Creat the impossible” - LEGO's Ad. 広告デザインはこんな感じ。 何処かで見たことがあるようなこの風景は 平面分割の原理 を援用したEcherの絵をモチーフにしたものである。 左からWaterfall(滝)、Belvedare(物見の塔)、Ascending and Descending(上りと下り)。 余談だが、わたしは7、8歳の頃に開いた薄っぺらい画集で初めて エッシャー を知った。 彼の作品の中でも、『階段の家』という絵がお気に入りだった。 絵の中に登場するずんぐりとりした爬虫類型のメカのようなキャラクターに 『ぐるんぐるん』という名前をつけていた。 その20年後、足を運んだ エッシャー展 にて、 『ぐるんぐるん』の本名が『でんぐりでんぐり』だと知る。 House of Stairs(階段の家)

花かんざし

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ちょうど10日前、暖かく晴れた日に、 少し厚手のカーディガンだけ羽織って、買い出しのために外に出た。 背の低いマンションが並ぶ住宅街の小道、隙間から見上げた空が澄んでいる。 気分がいい。 通りかかった花屋の店先には、気の早いパンジーでもう色とりどり。 その隣ではパイナップルミントがまだ少し冷たい風に枝を震わせる。 遠いようでいて、意外と近くにいるのかもしれない春の足音を聴いた気がして、ヘリプテラムを買った。 和名、花かんざし。 帰宅後、早速、鉢に植え替える。 ベランダの風にふるふると揺れる茎、小さくて白い蕾。 満開になることの日射しを想像しながらベランダでコーヒーを飲んで、 青空を見上げることはしあわせなのに、見ているとかなしみを思うのはなんでだろう、などと思った。 今日、その花が開いた。 何もないようでも、時間は確実に流れている。 ヘリプテラムはギリシア語のhelios(太陽)とpteron(翼)に由来するらしい。

アップ アンド ダウン

センスが合わない人と話をするのは、 物凄く骨が折れる。 仕事においては尚更だ。 合わないそれを指摘するなりしないなり、 不利にならないように巧く判断を下しながら 話をしなくてはならないのだろうが、 文字通り、お話にならないのだから困ってしまう。 いくら慎重に言葉を選んで、繰り返し投げかけても、 立て板に水なのである。 お茶を濁し、煙に巻いて、肝心な部分はうやむやなまま。 持ちかけた話を雪崩のような凶暴さで覆い着くし、 静かな平原を描いてみたところで、 一体何になるというのだ。 ぎりぎりの殺意をこらえて 刃を鞘に収めているのだから せめてこちらの世界に土足で踏み込もうとせず、 互いに尊重しようとするモラルくらい持ち合わせてくれていれば 非常に助かるのだが、 自分のセンスと合致しないというだけで 安易に否定して歩く人には もう笑い出して全肯定するより他、策がない。 わたしが笑っている、という理由で、 その笑いの出所は理解しないままに、 とりあえず釣られて笑ってみせているその人を目にして、 体中の力が抜けてしまう。 「もういいです、自分でやりますから」 やけっぱちになりかけて、喉元まで出かけた一言を寸でのところで押し殺す。 その言葉が後々、自分の首を絞めるかと思うと簡単にやけっぱちにもなれず、 ただただ途方に暮れつつも歪んだ笑いが止まらなくなる。 そして、 たった一人で、 自分の手が実際に届く範囲で仕事が完結すればなぁ、 なんて、大それたことを夢みたりする。 そんなこんなで、 ここのところ三時過ぎの15分休憩は決まって一人、屋上へ行く。 お供は缶コーヒーと煙草、それにi-pod。 めったに足を踏み入れる人のいない屋上は、 今日のような晴れた日は、とても気持ちが良い。 わたしではない誰かの古い吸い殻がニ本、 コンクリートの上に落ちていて、 その人はどんな気分でここに煙草を吸いに来たのだろう、などと考える。 会社の近くには小さな飛行場があって、 小型セスナやらヘリコプターやらが 低いうなりをあげて頭上を旋回している。 綺麗に澄み渡る青を背景に上がったり下がったりする銀色の物体を眺めながら、 缶コーヒーを飲み、 煙草に火をつけ、 11分ある曲を1曲だけ、

25歳だった。

上記のアップアンドダウンという日記を書いたのは3年前で、 その頃まだ25歳だったわたしは大阪の子供服メーカーに勤めていた。 たった一人で、自分の手が実際に届く範囲で完結する仕事なんて 存在しないことはさすがにわかっているし、 仕事の喜びは他人からもたらされることも多い。 いまはもちろんのこと、たぶん当時も知っていた。 「11分ある曲」というのは wagon cookin'のearth のことで、 半年ほど15時の休憩時間にはその曲ばかりを聴き続け、 聴き飽きた頃に退職を決めた。 今日、干した洗濯物を取り込むついでにベランダに出てみると、 気持ちのよい晴れの日だったので、 コーヒーを注いだマグカップを片手にベランダから空を眺めた。 ふと、その曲がききたくなった。