作法
信用やら信頼やらについてするとかしないとか、 できるとかできないとか難しく考えても、 結局わたしは自らが信じたいと思うものしか信じ得ないのだった。 裏を返せば、信じたいと思えるものを信じればいいんだと思う。 信じた結果として何が待ち受けているのか、 結果やら運命やら未来やらと人々が呼ぶもの、 ちょっとだけ向こう側でぱっくりと口を開いて待ち受けてるらしい そういうものをそっくりそのまま、 自分に起因することとして引き受けられるのであれば、 逆らえぬ感情には従えばいいのだ、たぶん。 と、この間、思った。 急に、すこん、と思って、 なあんだ、こんな簡単なことだったのか、と ひゅるひゅると肩の力が抜けたのだった。 シンプルな物事を小難しくしないように。 それが楽しく無理なく心地よくゆく作法な気が、今はわりとしている。