女子ごはん

日曜日は練馬で友人と合流して、友人オススメのもつ鍋屋「電雷」へ。
店員さんが気さくで、くつろげるいい感じのお店。

ニンニクたっぷりのその風邪撃退効果と、
コラーゲンたっぷりのその美肌効果に期待しながら
もつ鍋をお腹いっぱい食べる。

あれこれをぐいぐい喋り倒し合って、
笑い転げたり、深く頷いたり、ううむと唸ったり。


いろいろ話した中でも、
少し歳の離れた仕事の後輩にものを伝える時のやり方の話と、
彼女の知り合いの完璧な女の子、
美人でスタイルも良くて、前向きで頑張り屋さんで、
頭も良くて、バイタリティーがあり、人にやさしい、
そんな完璧な女の子の話が興味深かった。

いろいろな点で完璧な人、非の打ち所のない人って大変だろうな。
男女問わず、大変そう。

きっと本人は完璧なつもりなんてなくて、
もっとああなりたいとか、こうありたい、なんてことを
普通に思っていたりするんだろうけれど、
人って、他人の凸凹な部分に人間らしさを感じたり、
その凹凸が作る陰影に深く共感したり惹かれたりし易いから、
どれもこれも高度なレベルでこなせてしまう人って
逆になかなか共感が得られなかったりしそう。
表面的な憧れの対象としてばかり扱われるのも気苦労が多いだろうし、
逆に言われのない妬み嫉みに巻き込まれたりして、
たいへんな思いをしていそうな気がする。

普通の人よりも人間感情のややこしさを知っているだけに、
いつでも人にやさしくできたり、
ややこしい物事を割り切ったりする力が育って、
いっそう逞しい人間になれたりもするのかもしれないけれど、
でもその逞しさが、その人の存在を一層孤高のものにしてしまう場合も
多いような気がする。

彼女の話を聞いてそんなことをぼんやり考えたりした。



火曜日は三軒茶屋で友人と合流して鳥石へ。
一串のボリュームが想像以上!
焼き鳥をもりもり食べながら梅酒をちびちび啜りながら、お喋り。

最近彼女が付き合い始めたという男の人の話。
惚気話を聞くのって大すき。
こらえ切れない「うふふ」という笑いを噛み殺して、
それでもニコニコと喋る様を見ていると、
幸せをお裾分けしてもらっているような気分。
気付くとこちらもニコニコしている。

その他、人間感情のあれこれと、
ややこしかったりすることへの折り合いの付け方について。
結局、信じたいものを信じるしかないのよ、
だって、自分が信じたいものしか信じ得ないもの、ってところに
やっぱり話は終着するのであって、
直感的に話が合いそうな人とそういった話を始めれば、
行き着く先はそこだとわかっていのだけれども、
誰といつ話すかによって、そこに辿り着くまでの道のりの風景が違うから、
それがとても興味深くて面白いなぁ、と思う。


夜中に汗臭い感じでぎゃいぎゃい過ごすのもすきだけど、
気の置けない女ともだちとごはんを食べたりお酒を飲んだりしながら、
脱線に任せてきゃいきゃい喋り尽くすのもだいすき。

肩がふわっと軽くなるし、
向かいで喋っている友人の面白い話のところどころに、
女子的な視点が挟まれる度にうんうんと頷いている自分に、
わたし女の子だなぁということを思い出す。

いや、別に忘れてたわけじゃないけど。

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