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広告批評

雑誌『広告批評』の休刊について、20日の新聞(確か朝日だったと思う)に掲載があった。 大学時代、好んで立ち読みしていた雑誌だったこともあり、その記事が目にとまった。 創刊者の天野氏のコメントは、高度経済成長期から90年代初頭までのマス広告は その時代の大衆文化を如実に反映したものだったけれど、今はマスよりパーソナライズ化、セグメントされた情報発信のほうが主体となってきている、マスメディア広告万能時代の終焉とともにそれを批評するということの価値も当然変化した、だから休刊しようと思う、というようなものだったと思う。 記憶が定かではないが『広告批評、なぜ休刊?』といった感じの記事タイトル。 新聞、雑誌、テレビ、ラジオというマス広告の1媒体が、この天野氏のコメントを取り上げた、ということが妙に感慨深い。 ● 「家でネットや読書をしている時間がいちばん落ち着く」(20代男性) 「友達を飲みに誘おうと思ったら携帯で話しているうちに話が済んでしまい、事足りた」(20代男性) 半径10メートル以内で暮らすことを好しとするロストジェネレーション後遺症の若者たちをしっかりキャプチャーしたwebは、マス広告に変わるものとしてここ6、7年で100倍近い成長を遂げた広告媒体でもある。 ● 情報の出所を忘れてしまったのだが、ウィキペディアのリンクを追って読んでいくことで2、3時間というまとまった時間を過ごす20代の若者が増えているのだとか何とか。 「家でネットや読書をしている時間がいちばん落ち着く」若者たちには、ナマの世界は広すぎて、ウィキペディアという箱庭の中にある選択肢の不自由さくらいが、ちょうど落ち着くのかもしれないわ、とか。 ● wikiの話ではないが、ECで売上げを伸ばしている店舗のページ構成がここ半年で変化している。 1,2年ほど前までは、打ち出したい商品ページへ商品画像バナーで誘導するのが定例で、 そのため、バナー画像の配置であったりデザインであったりというものが重視されていた。 当然、強く打ち出したい商品ほど大きなバナー画像でフィーチャーされていた。 が、ここ最近の傾向はファッショントレンドのキーワードを鏤めたテキストをページに掲げて、そのテキストのキーワードとなる文言からリンクを引き、関連商品ページへ誘導するや